2019-09-01から1ヶ月間の記事一覧

断章78

「北朝鮮」が文在寅(政権)にいらだつ理由 先日の韓国紙は、「北朝鮮の金正恩氏の口が荒くなった。韓国への誹謗(ヒボウ)はもちろん、脅威性発言まで生の声で吐き出している。文在寅大統領を狙って暴言を吐く場合がとりわけ増えた。(中略) 金正恩委員長…

断章77

「世継ぎ問題などで興宣大院君と権力争いをしていた閔妃(第26代・高宗の妃)は、1873年、興宣大院君を追放し、大院君とその一派を失脚させた。そして自分の一族(閔氏)を高官に取り立て、政治の実権を握った。(中略)興宣大院君は隠居させられたが、閔妃…

断章76

李氏朝鮮末期は、韓国の『検定版 高等学校韓国史』の「 Ⅲ 朝鮮社会の変化と西欧列強の侵略的接近」「 Ⅳ 東アジアの変化と朝鮮の近代改革運動」に該当する。すでにこの時代、欧米人が宣教師や商人、旅行者として朝鮮を訪れ、朝鮮について書いていた。今、読ん…

断章75

中国は、ますます厚かましく行動するようになっている。 「領有権論争をめぐって緊張が続く南シナ海の周辺で、中国が強気の行動を繰り返している。フィリピン国軍は8月14日、中国海軍の軍艦計5隻が7月と8月にフィリピンの『内海』に位置するシブツ海峡を無断…

断章74

韓国人は日本に対して強烈な敵対感情を持っている。それは歴史的に受け継いだだけでなく、戦後の捏造・歪曲された歴史教育によってつちかわれたのである。多くの韓国人は李氏朝鮮を“美しい高尚な国”だったと教えられている。 そして非常に不道徳で暴力的な日…

断章73

李氏朝鮮末期の朝鮮を旅したイザベラ・バード(イギリス人女性旅行作家)は、『朝鮮紀行』で、漢江流域などの朝鮮の鮮やかな自然、それとコントラストをなす朝鮮の政治・社会を描いている。 序章にいう。「(1876年の)開国の10年前に朝鮮国王は宗主国である…

断章72

韓国の『検定版 高等学校韓国史』では、「 Ⅱ 高麗と朝鮮の成立と発展」の「まとめ」として“重要内容”が列記してある。「1.高麗は後三国を統一し、渤海遺民を受け入れて民族を再統一した。その後王権を強化して体制を整備し、儒教理念に立脚した中央集権国家…

断章71

「14世紀になると、社会不安や王室の内紛によって元の支配が揺らいできた。・・・朱元璋が集慶(現・南京)で政権を立て、1368年に大都を陥落させて元をモンゴル高原に追いやった。同年、朱元璋は南京において即位し、明の初代皇帝となった。・・・明が建国…

断章70

「日本人は高麗に関してほとんど知らない」「一般的に、日本で朝鮮に関する議論や知識といえば極端なまでに近年100年間、つまり韓国併合以降に偏(カタヨ)っている。・・・(しかし)歴史年表をひもとけば分かるが、高麗は過去1000年間の朝鮮の歴史のほぼ半…

断章69

新羅はやがて衰退に向かい、900年には後百済が、901年には後高句麗が建国して、後三国時代と称されるようになるが、936年には王建(ワンゴン・高麗太祖)による後三国の統一に至る。この高麗は次第に北方に勢力を拡大し、はじめて朝鮮半島のほぼ全域を支配す…

断章68

「韓国の日本に対するエキセントリックな感情や挑発は、日本の一部の知識人と称する者たちを含め、日韓併合という歴史的事件を錦旗に掲げて正当化されがちである。しかし、それは単なるごまかしに過ぎない。韓国が国際世論の常識をはるかに踏み越えた姿勢を…

断章67

世界から「硝煙の臭い」が絶えたことはない。 「米国とソ連は冷戦期を通じて直接戦火を交えることを互いに思い止まる一方、その敵意は同盟国、属国、代理国家による戦争にはけ口を求めた。それゆえ前例のない大国間の平和の裏で、小国間の絶え間ない熾烈な戦…

断章66

庶民の暮らし向きは、相変わらずカツカツである。 庶民から寄せられた家計の悩みに回答する「マネープランクリニック」には、以下のような家計相談が目白押しである。 「43歳貯金50万円。子どもの進学が迫っていますが、教育資金が足りない」 「39歳、夫に病…

断章65

『立ち直れない韓国』(2014年・扶桑社刊)の「はじめに」では、「韓国がしきりに日本に押し付ける、いわゆる『正しい歴史認識』は、決して真実の歴史でない。それは中華の史観と史記の捕虜(トリコ)になって振り回される以外のなにものでもなく、韓国の国…

断章64

1991年に崩壊したソ連邦を支配していたのは、ノーメンクラトゥーラと呼ばれた特権階級だった。ノーメンクラトゥーラに都合の悪い諸文献(例えばトロツキーやブハーリンのもの)は、「国禁の書」であった。 レーニンの『ブハーリン 過渡期経済論 評註』は、ス…