2023-01-01から1ヶ月間の記事一覧

断章515

「足元に踏みしめる大地のみならず、岸辺を洗う湖水のみならず、頭上にざわめく大空もわが祖国である」(カール・マンネルヘイム)。 ちなみに、わが日本のガラパゴス化した言論界に棲息(せいそく)する「自称」知識人やリベラルの仮面をかぶったコミュニス…

断章514

「天空、太陽、元素、人間は、昔あった姿と、その運行、体系、働きを変えてまったく別物になったのではない」(マキャベリ)。だから、「これから起こることのすべてを知りたい人は、これまで起こったことを学ばなくてはならない。いつの時代であっても、世…

断章513

「世界の人口は、1分に156人、1日で22万人、1年で8千万人、増えています。 世界中で、1年に6千万人が亡くなり、1億4千万人が産まれます。(世界銀行・国連・米国勢調査局などの統計による推計値) 貧富の拡大、温暖化など問題が山積です。 表土と森が失われ…

断章512

日本がこれまでに行ったウクライナ支援は、金額的には、北欧諸国と比べて見劣りするものではない。財政支援が総額約1,400億円、防衛装備品が防弾チョッキ・ヘルメット・テント、生活用品が毛布・食料・ブルーマット・睡眠用シート、越冬支援が発電機・太陽光…

断章511

「武器を使用するのを厭(いと)う者は、それを厭わぬ者によって必ず征服される」(クラウゼヴィッツ)。 1月20日、注目されていたウクライナへの武器供与をめぐる支援国会合が、ドイツ西部ラムシュタイン米空軍基地で開かれた。しかし結局、ドイツは、ウク…

断章510

これまでの日本には、自称「知識人」リベラルを筆頭に、いわゆる「出羽守」がゾロゾロいた。ドイツ・フランス・イギリス・北欧諸国の事例と比較して、日本(人)はダメだとさげすむ人たちである。 ロシアのウクライナ侵略後、いったい彼らは、どこに行ったの…

断章509

日本の自称「知識人」たちは、祖国を卑しめ、日本人を辱しめ、民衆を見くだし、“資本主義”を罵倒(ばとう)することで忙しい。そんな自称「知識人」たちは同意しないだろうが、現代世界 ―― そして、日々衰えつつあるとはいえ現代日本も ―― は、彼らが言うほ…

断章508

「ならず者国家」もまた大混乱・大波乱・大変化を引き起こす。 「著名な国際政治学者イアン・ブレマー氏が社長を務める米コンサルティング会社ユーラシア・グループは3日、毎年恒例の『世界の10大リスク』を発表した。 2023年の1位には、ウクライナ侵攻を続…

断章507

パンデミックの脅威もつづいている。 新型コロナの世界感染者は、直近で累計6.63億人。合計死亡者数は670万人である。 「日本の厚生労働省によりますと、1月6日に発表した新型コロナウイルスによる全国の死者数は456人で、2022年12月29日の420人を上回って、…

断章506

天災は、大混乱・大波乱・大変化の契機になる。しかも、まるで平仄を合わせるかのように、天災と人災の生起には奇妙な一致がある。 新春早々、ジャーナリスト・石 弘之は言う。 「地下のマグマが一気に地上に噴出し、壊滅的な被害や寒冷化を引き起こす超巨大…

断章505

大混乱・大波乱・大変化に備えなければならない。 記憶は薄れるものだ。過去のことは忘れやすい。たとえば、「私の曾祖母が生れた頃は、人間は馬より速い速度で旅することはできなかった。それからしばらくたってからも、蒸気機関車が限界だった。夜の闇から…

断章504

祖国を貶(おとし)め民衆を軽(かろ)んずるネガティブ・キャンペーンをつづける者たちと戦い、〈救国救民〉の旗を高く掲げて、「明日死ぬかのように生きよ。永遠に生きるかのように学べ!」(ガンジー)。 わたしたちの国を守り前進させることは、わたした…