2020-01-01から1ヶ月間の記事一覧

断章114

つい先日の日本経済新聞によれば、「2019年の自殺者数が統計を開始した1978年以来、最少の1万9959人となったことが17日、警察庁の集計(速報値)で分かった。減少は10年連続で、人口10万人当たりの自殺者数(自殺死亡率)も前年より0.7人減り、15.8人となっ…

断章113

ネズミ男は、今夜もコタツでまったりしている。 「まったり」といっても、例えば、自称「知識人」リベラルの法政大学教授・山口二郎氏のように、立憲民主党の新年交歓会から帰宅するや暖炉の前でブランデーを飲みながらマーラーの交響曲を聴くような「まった…

断章112

ネズミ男は、遅い夕飯を食べていた。今日も薄味の鍋である。ローテーションで、「鍋キューブ・とんこつ味噌」の日である。ネズミ男は、「『鶏だしうま塩』なら我慢できるとしても、『とんこつ味噌』にはキューブをもう1個追加してほしいなぁ」と秘かに思うの…

断章111

「真の懸念は、中国の秘密主義にある。今に始まったことではない」(ローリー・ギャレット)。 「中国で多発している新型コロナウイルスによる肺炎の患者数は300人を超え、ヒトからヒトへの感染が確認されたことで、帰省や旅行などで大勢の人が移動する1月24…

断章110

イスラエル軍には、超エリート教育プログラムがある(「徴兵制」で兵員量が確保できれば、自動的に「国防軍」の質に転化するわけではない。やはりトリガーなりカタリストがあって質に転化するのである)。 「タルピオットと呼ばれる最先端軍事技術の研究・開…

断章109

「50年も歴史を書いていながらこうも平凡な結論にしか達せないのかと思うとがっかりするが、それは、自らの持てる力を活用できた国だけが勝ち残る、という一事である」。 「日本にとって最も重要なことは、二度と負けないことである。勝たなくてもよいが、負…

断章108

日本人、とりわけ官僚たちは、想定内のことには上手く対処するが、想定外のことにぶつかると全くダメだ、と塩野 七生は言う。 利害関係者や評論家たちが、木の枝葉を見て、かまびすしく議論している。ところが誰も森を見ていないので、森ごと地滑りに巻き込…

断章107

「国家の統治を預かる人は、国家が逆境に立たされるのはどのような時か、そしてそのような非常時にはどんな人物が要請されるのか、ということを前もって考えておかなければならない。さらに、どんな辛苦にあおうとも、それに耐えぬくことが自分たちのつとめ…

断章106

東映アニメーション「ゲゲゲの鬼太郎」で紹介されている「ねずみ男」のキャラクターは、「人間と妖怪のハーフ。お金と権力が大好きで、何よりも金儲けを最優先する。あるときは鬼太郎の味方であり、あるときは敵になる。平気で嘘をつき、人を裏切る、欲にま…

断章105

「20世紀型の国際秩序は終焉し、主権国家が群雄割拠する時代に向かう。そんな見通しを示す報告書がロシアの保養地ソチで開かれた討論会で発表された。出席した米欧の学者や外交官らからも特に異論は出なかった(中略) 報告書は、露政府系シンクタンクのヴァ…

断章104

年明け早々、「動物王国」の下級国民であるネズミ男は、コタツで背中を丸め鼻水をすすりながら温かいココアを飲んでいる。「北風吹きぬく 寒い朝も ココアひとつで 暖かくなる~♪」と替歌を歌ったりして、ご機嫌である。 というのは、知り合いの若い女性から…

断章103

救国救民の旗を掲げ、「明日死ぬかのように生きよ。永遠に生きるかのように学べ。」(ガンジー)