断章424

 「キーウ近郊の村や町の20人以上へのインタビューに基づいたアムネスティ・インターナショナルの最新の報告書は、ロシア兵がウクライナで民間人を処刑したと断罪している。

 証言者には『ロシア軍による恐ろしい暴力を直接目撃した人々も含まれている』という。

 アムネスティ・インターナショナルのアニエス・カラマール事務局長は、『我々はロシア軍が処刑その他の不法な殺人を行ったという証拠を集めており、これは戦争犯罪の可能性が高く、調査されなければならない』と述べた。

 『ウクライナの非武装の市民が、言いようのない残酷さと衝撃的な残虐行為によって、自宅や路上で殺されているという証言がある』とカラマールは付け加えた」(2022/04/10 ビジネスインサイダー)。

 

 「諸君は、戦争には関心がない、と言うかもしれない。だが、戦争のほうは諸君に関心を持っているのだ」と、トロツキーは言った。

 「お気楽な日本のリベラルは、何であれ戦争には反対だ、と言うかもしれない。すると、オオカミは、赤い舌で唇をなめて、『じゃあ、君は抵抗しないんだね』と聞くだろう」と、わたしは言おう。

 

 「核を保有する(暴力的)現状変更勢力国、ロシア、中国、北朝鮮の3カ国に世界で唯一国境を接している日本の潜在的リスクは極めて大きい。ドイツに見られるように、これまでの政策の抜本的転換が必要である。同盟の強化、軍事力の整備・近代化とともにエネルギー安全保障・食糧安全保障などの体制再構築は急務である」(武者 陵司)。